プライベース(PRiVACE)阪急京都線 座席指定サービス運行開始
阪急電鉄初の座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」の運行が、2024年7月21日(日)より京都線の特急系車両において運行開始。
座席指定サービスの提供は阪急京都線の大阪梅田駅と京都河原町駅間の特急系車両。乗車には運賃と、一乗車あたり500円(税込)の座席指定料金が必要です。
プライベースの座席予約方法は「PRiVACE」WEBサイト(乗車日の14日前から予約可能)から可能。空席があれば車内での購入もできます。
現代の価値観に合わせた、プライベートな空間で過ごす“自分時間”を提供する「安心・快適」な新しいサービス「PRiVACE」の乗車レポートをお届けします。
※プライベース車両にはトイレ設備はありません。
コンセプトネーミング&ロゴデザイン
■コンセプト
「日常の“移動時間”を、プライベートな空間で過ごす“自分時間”へ」
阪急電鉄が100年以上にわたり、変わらず守りつづけてきた思いがあります。鉄道というインフラによってみなさまにゆとりある生活を提供し、理想のライフスタイルを創造する。
そしてご利用いただくお客様を笑顔にしたい。阪急電鉄はその思いを胸に、現代に合わせた”移動時間”をご提案します。
現代の価値観に合わせた「安心・快適」をお客様に提供する新しいサービスPRiVACEは、PRIVATE(プライベート)とPLACE(場所)を掛け合わせた独自のネーミングで、”自分時間”が過ごせるプライベート空間を表現しています。
■ネーミング&ロゴデザイン
小文字の「i」は人や個人を表し、一人ひとりの自分時間に寄り添ったサービスであることを象徴しています。
シンボルマークは頭文字の「P」と座席をイメージした形を組み合わせ、ここで得られる上質な体験と特急ならではの疾走感を緩やかな曲線で表しました。
運行形態と予約方法
京都線の新型特急車両2300系、主に特急系車両として運行している9300系(一部)のそれぞれ大阪方から4両目に設定し、特急・通勤特急・準特急の種別にて座席指定サービスを提供。
停車駅は、大阪梅田、十三、淡路(特急・準特急停車)、茨木市、高槻市、長岡天神、桂、西院(準特急・通勤特急停車)、大宮(準特急・通勤特急停車)、烏丸、京都河原町の各駅です。
サービス開始当初は1時間あたり2~3本の頻度で運行し、2025年頃には1時間あたり4~6本に拡大予定です。
利用料金は、一乗車あたり500円(税込)で別途乗車区間の運賃が必要です。
予約方法は「PRiVACE」WEBサイト(乗車日の14日前から予約可能)で予約。
当日、空席があれば車内でアテンダントから座席指定券を購入して利用できます。
「PRiVACE」WEBサイトで会員登録し、利用すると、次回以降のご利用時に使える「PRiVACEポイント」が付与されます。
本サービスでは、走行にかかる電力をすべて(実質的に100%)再生可能エネルギーで賄うほか、SDGsの達成に向けたさまざまな取組を行っています。
デザイン
外装デザインは、阪急電車の特徴であるマルーンカラーや車体上部のアイボリー塗装、シルバーの窓枠を継承しながら、車体にゴールドのラインを施すことにより、一般車両と異なる特別感を演出。
乗降用扉には、ガラスにステンドグラスをイメージしたデザインを取り入れるとともに、ゴールドのラインで囲うことにより、 特別な空間への玄関口としての存在感を強調しています。
出入口部は、壁面下部や床に落ち着いた木目調の素材を、壁面上部には大理石調の素材を施したデザイン。ダウンライトでやわらかく照らすことにより、上質な空間を演出。
客室は、阪急電車の特徴である木目調の壁面素材や、ゴールデンオリーブ色の座席生地に加え、床面をカーペットとすることで、一般車両からさらに上質感を高めた空間の設え。
間接照明が醸し出すやわらかな光により、自宅にいるようなくつろぎ感を演出。荷棚に半透明の素材を採用することで、手元にも十分な光が届くようにしています。
自分だけの車窓から景色をお楽しみいただけるよう、窓を座席1列ごとに配列しました。
座席
座席の配置は、2列+1列の3列とし、ゆったりと過ごしていただけるよう一般車両と比べて座面幅と足元の前後のスペースを広くとっています。
阪急電車の伝統ともいえるゴールデンオリーブ色の座席は、座り心地を追求し、リクライニングに座面が連動する機構を採用しました。
また、周囲の視線が気にならない座席頭部側面の形状や、2列シートの中央に設置した大きめのパーテーション、座席1列ごとに配置した窓など「プライベートな空間」を感じていただけるよう、細部にまでこだわりました。
※座席のシートピッチの数値は未公開です。
座席周辺設備&座席配置
有料座席指定サービスならではの充実した設備は、快適移動空間をご提供します。
■設備
リクライニング、収納式テーブル、ドリンクホルダー(設置の無い座席もあり)、マガジンラック、フック、読書灯、コンセント(AC100V・2A・60Hz ※停電または電圧変動することがあります)
■座席配置
座席番号は大阪梅田方面が小さく、京都河原町方面が大きくなります。座席は全部で42席、9Aは車いす・ベビーカーをご利用のお客様優先席です。出入口は中央部(座席7と8の間)にあります。
窓からの直射日光を避けるなら午前中は座席C、午後は座席Aをチョイス、6Aは共用荷物コーナーの関係で足元のピッチが若干狭めになっています。
車内設備
■共用荷物コーナー:スーツケースなどを収容できる共用荷物コーナーを設けています。
PRiVACEをご利用のお客様の共⽤コーナーです。ゆずりあってのご利⽤をお願いいたします。
お荷物が通路からはみ出さないなどのご配慮をお願いいたします。お荷物はお客様ご⾃⾝での管理をお願いいたします。
■車いすをご利用のお客様優先席(9A):車いすスペースに隣接する座席を、車いすをご利用のお客様の優先席としています。
※車いすスペースの利用の際の情報は下記リンクからご確認ください。
https://www.hankyu.co.jp/privace/guide/w_space/
■お子様用ポータブルチェア:お子様も安心してご利用いただけるチェアをご用意しております。
対象席をご予約ください。(座席番号:4B・4C・5B・5C)
※お子様用ポータブルチェアの貸出情報は下記リンクから確認ください。
https://www.hankyu.co.jp/privace/guide/child/
■その他の設備:車内の状況を確認できる防犯カメラと車内の空気環境を快適にする空気清浄機を設置しています。
また、車内無料Wi-Fiサービス(HH cross Wi-FiおよびHANKYU TRAIN FREE Wi-Fi)をご利用いただけます。
※車内無料Wi-Fiサービスの情報は下記リンクから確認ください。
https://www.hankyu.co.jp/topics/detail/009148.html
https://www.hhcross.hankyu-hanshin.jp/wifi/index.html?mm=hcwebwifi
京都西山観光がより快適に
京都西山観光のゲートウェイ、桂駅・長岡天神駅には「PRiVACE」サービス提供種別の特急・通勤特急・準特急をはじめ、阪急京都線の全列車が停車します。
「安心・快適」をお客様に提供する新しいサービスPRiVACEなら、プライベート空間で余裕を持った移動ができます。
京都西山エリアには、約1.8kmも続く「竹の径」や、四季折々の花が楽しめる場所がたくさんあります。夏は紫陽花や青もみじ、秋は紅葉、冬は椿・南天・梅、春は桜や牡丹が人々の目を楽しませてくれます。
嵐山への移動も阪急電車が便利。桂駅からは嵐山線に乗り換えれば、8分で阪急嵐山駅に到着。電車移動なら京都市内の交通渋滞を気にすることもなく安心です。
(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
エリア名 | 西京 |
---|---|
提供サービス | 座席指定サービス PRiVACE |
運行区間 | 阪急京都線 大阪梅田駅から京都河原町駅間 |
運行種別 | 特急・通勤特急・準特急 |
運行時間 | 朝6時台~夜21時台(大阪梅田駅発時間帯) |
URL | https://www.hankyu.co.jp/privace/ |
予約サイト | https://privace.hankyu.co.jp/order/search.html |
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