2023年ゆく年♪京都の除夜の鐘を撞けるお寺~混雑知らずの穴場スポット~
京都市内中心部には有名寺院が多く、一般の方が参加できるとしても除夜の鐘を撞くにも行列にならんでひと苦労。
でも、中心部から少しだけ足を延ばせば、混雑知らずでゆったりと除夜の鐘を撞けるお寺がたくさんあります。
事前申し込みや108回と撞ける回数が決まっていたり制限がある寺院もありますが、中には回数制限なしの寺院もあります。
今年の大晦日は、心穏やかに新年を迎えようという願いが込めて除夜の鐘を撞きにお出かけるのはいかがですか。
※公共交通機関が運行していない深夜時間帯の行事です。ご来寺の際には、電車・バス等の運行状況を必ず事前にご確認ください。
【除夜の鐘とは】
除夜の鐘は、12月31日の除夜(大晦日の夜)の深夜0時をはさむ時間帯に梵鐘を撞くことで、多くの寺院では108回撞かれます。
由来は、中国の宋の時代に禅宗寺院の習慣に始まるとされ、日本は鎌倉時代以降に禅寺から広がり、室町時代には大晦日から元旦にかけての行事として一般化されました。
多くの寺で108回撞かれますが「108」という数の由来については、煩悩の数、四苦八苦(四九=36+八九=72を足したもの)、1年間(月の数12+二十四節気の数の24+七十二候の数の72を足したもの)など諸説あります。
また、寺院によっては鐘を撞く回数は、108回と決まっておらずり、無制限のところもあります。
京都で除夜の鐘を撞ける寺院はココ
【伏見エリア】
○醍醐寺<事前申込制>
21時30分より大晦日法要(参座自由)が金堂にて執り行われます。
鐘楼は金堂(国宝)前と観音堂(西国十一番札所)前の2カ所にあり、23時6分から撞くことができます。
奉納料は1,000円、一般整理券は12月10日の9時から三宝院の納経所で発行されます(三宝院納経所で受付)。
※金堂前、観音堂前の2カ所から選んで申し込みください。
※除夜の鐘申込者には、特別守護守の授与と年越しそばのご接待があります。
※元旦(除夜の鐘の間)の御朱印は金堂で受付しています。
googleマップ https://maps.app.goo.gl/ernyhRdMVNTeuHGg9
○元政庵 瑞光寺(ずいこうじ)
13時より本堂にて歳末祈祷会のお勤めをした後、14時より撞き始め、17時30分まで回数制限なしで自由に撞いていただけます。当日は「除夜の鐘マルシェ」を開催しています。伏見稲荷大社から徒歩で約10分の場所に位置。
googleマップ https://maps.app.goo.gl/nb1To3Y4ArdCG6ZK8
○太子山観音寺(たいしざん かんのんじ)
11時50分より「除夜の鐘突き」を始め、12時から1時までの間、参拝の方にも鐘を突いていただけます。開山が聖徳太子と伝えられる古刹。伏見の総氏神である御香宮神社からすぐの場所に位置。
googleマップ https://maps.app.goo.gl/1jJFKvEhuPTk6mfk6
【大原エリア】
○勝林院(しょうりんいん)
23時45分から人数制限無し、整理券無し、先着順で鐘を撞けます。
梵鐘(無銘)は藤原時代からのもので国の重要文化財に指定されています。
googleマップ https://maps.app.goo.gl/PCgrCgidcSib3MN98
○浄蓮華院(じょうれんげいん)
23時45分から、先着108人まで鐘を撞けます。
梵鐘は第二次世界大戦の金属供出により溶解された鐘に代わり、広島平和記念公園に設置された平和の鐘の作者で人間国宝の香取正彦氏により昭和54年(1979年)に造られたもの。
googleマップ https://maps.app.goo.gl/XcMkaFaBxHK8V6pm6
【京北エリア】
○東光寺(とうこうじ)
23時45分から先着順で鐘を撞けます。鐘撞は108回まで。事前に鐘を撞きたい回数を申請し、撞く数だけチョコレートをもらえる習わしがあります。
春は境内に枝垂桜と染井吉野が6本咲き乱れる、知る人ぞ知る桜の隠れ寺。
※山間部にありますので、道路の積雪・凍結には十分ご注意ください。
googleマップ https://maps.app.goo.gl/RoxoqYuunm9FN8xcA
【山科エリア】
○毘沙門堂
23時45分から2時まで。最初は門主が突き、その後参拝の方にも人数制限無しで鐘を突いていただけます。
文武天皇の勅願により奈良時代に創建された古刹。七福神のひとりである毘沙門天を祀る天台宗の京都五門跡門跡のひとつ。
※今年は甘酒の提供はありません
googleマップ https://maps.app.goo.gl/EgfuZjW2PS8QFJAw9
○了光山 護国寺<山科檀林旧跡>
23時40分頃より撞き初め、0時45頃に終了。参拝の方に鐘を撞いていただけます。
江戸時代の寛永20年、日勇聖人によって開創された日蓮宗のお寺。明治5年までの230年間、僧侶の修行興学道場である山科檀林として栄え、関西六檀林のひとつでした。山科駅から徒歩約5分。
googleマップ https://maps.app.goo.gl/xeoZyNNUV5a8PPx79
○無量山 永興寺(ようこうじ)
23時30分から1時まで、人数制限無しで参拝の方に鐘を撞いていただけます。
曹洞宗開祖、道元禅師ゆかりの寺院。境内西側には山科豊川稲荷社(吒枳尼真天)があります。
googleマップ https://maps.app.goo.gl/KBG21bgZTRPZwVPD9
○牛尾山 法嚴寺(ほうごんじ)
23時から、年越しそば・竹酒接待があります。
かつて清水寺の奥の院と言われた、奈良時代に開山された修験道の寺院。
※公共交通のアクセスが無いのでご注意ください。車の場合、桜馬場に駐車徒歩10分。
googleマップ https://maps.app.goo.gl/xx564bn1whKFXacaA
【西京エリア】
○善峯寺
23時45分から1時15分まで、参拝者の方は鐘を撞けます。108人以降の方も人数制限無く自由に撞けます。先着108名の方にお福分(菓子)を授与します。
※釈迦堂より上は上がれません
※山門前駐車場の開場時間は22時15分~1時15分です。
※除夜の鐘から初日の出までお待ちになる場合
・法務の都合により、1時15分に一旦閉門・閉場します。
・境内は元旦6時30分の開門まで、山門前駐車場は元旦4時頃の開場まで入れません。
・除夜の鐘に続いて元旦早朝参拝の方は、開門までバス駐車場付近でお待ちください。
googleマップ https://maps.app.goo.gl/Hje4ff15Siwtvsq78
○本願寺西山別院<事前申込制>
WEBでの事前申し込み(2部制)で一人1打、鐘を撞くことができます。12月26日(火)10時~12月30日(土)17時までにお申し込みください。
本堂は本願寺の仮本堂(阿弥陀堂)を移築した、本願寺伽藍中最古の歴史的遺構で、元本山本堂としての風格を残す貴重な建築物
※申し込みリンク
https://airrsv.net/nisiyama/calendar
・第1部(受付18時30分~19時):お勤め・挨拶(19時~19時30分)鐘撞(19時30分~21時)
・第2部(受付21時30分~22時):お勤め・挨拶(22時~22時30分)鐘撞(22時30分~24時)
※受付時間を過ぎると閉門となり、除夜の鐘に参加できませんのでご注意ください
※人数:各回100名
googleマップ https://maps.app.goo.gl/iyGZBgUAa63x4FDUA
(掲載日:2023年12月23日 情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
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