柚子の里水尾「フジバカマ観賞会2023」開催(9/30~10/5)

DATE 09月30 2023 - 10月5 2023
TIME 8:30 AM - 2:00 PM

京都市の北西に位置する水尾の里は日本の柚子発祥の地。水尾自治会及び京都市では、満開のフジバカマの香りに誘われて、渡り蝶アサギマダラが何千頭も飛来する時期にあわせ、畑を一般開放する「フジバカマ観賞会」を、2023年9月30日(土)から10月5日(木)の期間に開催します。
フジバカマは秋の七草のひとつで、万葉集にも歌われているほど、古くからに日本人に親しまれている花です。近年は、生育環境の悪化でその数が激減し、環境省の準絶滅危惧種に指定されている希少種。水尾では2010年から住民や有志ボランティアが休耕田を活用し、フジバカマの原種にこだわり大切に育てています。
アサギマダラは、本州等の高原地帯で繁殖し、九州や沖縄、さらには八重山諸島や台湾にまで飛来記録があり「旅する蝶」とも呼ばれており、最長2,500kmにもおよぶ旅をします。黒色から褐色のラインに縁取られた淡い「浅葱(あさぎ)色」(緑がかった薄い藍色)のステンドグラスのような羽を持ち、あざやかで優美なその姿は国蝶の候補にもなったほど。
アサギマダラはフジバカマの花を好み、長い旅の途中にその花を求めて多数飛来します。清々しい秋空の下、自然豊かな水尾へお越しいただき、フジバカマの淡紅色とアサギマダラの浅葱色とのコントラストを、ぜひ間近でご観賞ください。
開催期間中は、JR保津峡駅発着のシャトルバス(自治会バス)を増便し、会場付近には柚子加工品を販売するブースや水尾の銘水で点てたお抹茶席(有料/不定期開催)を設けますので、ごゆっくりとおくつろぎください。
◆チラシのダウンロードはこちらをクリック

※フジバカマとアサギマダラ(イメージ)

フジバカマ観賞会開催概要

■開催日時:2023年9月30日()~10月5日(木)8:30~14:00 ※雨天中止
■開催会場:京都市右京区嵯峨水尾地区内のフジバカマ畑
■開催内容:フジバカマ畑の一般開放、柚子加工品の販売、お茶席(不定期開催)
■入園料:無料
■アクセス:JR嵯峨野線保津峡駅下車、水尾自治会バス乗車10分(徒歩の場合は約60分)
※自治会バス/大人300円、小人150円(定員24名)
※フジバカマ観賞会期間中、増便し不定時運行します(一定の乗客があり次第出発)。ただし、休会の場合は定時便のみ運行します。また、12:20頃から1時間は、お昼休憩のため運行しません。
<自治会バスダイヤ>
保津峡駅発 (始発)8:10 /(最終)17:15
水尾発(始発)7:45/(最終)17:00
※10月3日(火)は、水尾12:00発、保津峡駅12:20発が最終となります。
※詳細(定時便含む)は下記HPにてご確認ください。
http://mizuo.kyoto.jp/fujibakama
■ご注意事項:
(1)会場及び周辺道路には、一般来場者用の駐車スペースがありません。ご来場には、自治会バスをご利用いただくか、徒歩等でお越しください。また、府道50号京都日吉美山線の嵯峨鳥居本~保津峡~水尾間は道幅が大変狭く離合しにくい道路です。徒歩等でご来場される際には、くれぐれもご注意ください。
(2)フジバカマ畑への立入りは、一般開放の期間・時間内に限ります。また、三脚の持込みなど、他の来場者の迷惑となる行為はご遠慮ください。その他、会場では係員の指示に従ってください。
(3)閉園後は、畑の周囲からの観賞となります。
(4)水尾地域及びJR保津峡駅周辺にはコンビニエンスストアや飲食店はありません。必要な方は、事前にご購入のうえ、ご来場ください。
■主催:水尾自治会
■共催:右京区役所
■問合せ:075-661-3755(京都いつでもコール)
※受付期間は2023年8月29日(火)~10月5日(木)8:00~21:00
※お掛け間違いにはご注意ください。
※雨天等、開催の有無についてのお問合せは、当日の8:00時以降にお掛けください。

お茶席でおもてなし


フジバカマ観賞会では、呈茶席(有料)を設けています。フジバカマ畑を眺めながら、水尾の銘水で点てたお抹茶と、水尾加工組合で製造している柚子皮を使った伝統的なお菓子でおもてなしいたします。
※不定期開催のため、日や時間帯によって開催していない場合がございます

水尾って、どんなところ?


嵯峨野トロッコ列車や保津川下りで有名な保津峡から北へ約4キロ。愛宕山の麓へと分け入ったところに位置する柚子の里。豊かな自然に恵まれ、今も昔の面影を残しながら伝統を守り続けています。その昔、山城と丹波の両国を結ぶ要衝に当り、早くから開けていました。東の八瀬・大原に対して、西の清浄幽邃境(せいじょうゆうすいきょう=穢れが無く清らかで奥深くてもの静かな地)として、大宮人にもよく知られていました。
また、水尾の地をこよなく愛し、後の世に「水尾天皇」とも呼ばれた「第56代清和天皇」(850年~880年)ゆかりの地としても知られています。文徳天皇を父に持つ清和天皇は、清和源氏の祖とされるほか、出家後に修行のために、山城、大和、摂津などの寺院をまわり、帰路、水尾山寺に立ち寄った際、この地の景観を気に入り、この水尾を終焉(しゅうえん)の地と定めたと言い伝えられています。
採れたての柚子を使った「柚子風呂」は、古くは清和天皇も好んだとされ、水尾の秋から冬の風物詩となっています。この柚子風呂と鶏鍋(鳥すき又は鳥の水炊き)を柚子農家さんで楽しむことができます(要予約・宿泊不可)。柚子の収穫時期になると、普段は静かな水尾の里が、都会の雑踏から逃れてのんびり柚子風呂に入り、座敷で地鶏と自家栽培の野菜たっぷりの鶏鍋を囲んでくつろぐ、多くのお客様で賑わいます。
●柚子風呂振興連絡会(期間:2023年9月1日~2024年8月31日)
・問い合わせ:柚子風呂 まる源(075-861-2376)
※個人宅ですので、早朝・夜間のお問合せはご遠慮ください。

水尾地域における活性化の取組

住民の減少及び高齢化の進む水尾地域では、移住の誘致を見据えた「水尾の魅力を発信する取組」を進めており、柚子に並ぶ新たな魅力づくりとして、平成21年(2009年)から原種のフジバカマを地域住民や有志のボランティアの皆様が大切に育てています。
この取組の他、水尾の実生柚子を使った加工品の開発や市内イベントやマルシェ等への出店、柚子しぼりボランティアの募集、柚子農家確保に向けた取組、自治会バスの運行、愛宕神社の千日詣りに合わせた取組など、様々な試みを実施しています。

(掲載日:2023年9月12日 情報提供:京都市北部山間かがやき隊

エリア名水尾
イベント名フジバカマ観賞会
開催日時2023年9月30日(土)~10月5日(木)8:30~14:00 ※雨天中止
開催場所水尾地区内のフジバカマ畑
所在地京都市右京区嵯峨水尾町内
アクセスJR嵯峨野線保津峡駅下車、水尾自治会バス乗車10分(徒歩の場合は、約60分)
※自治会バス/大人300円、小人150円(定員24名)
入園料無料
URLhttp://mizuo.kyoto.jp/fujibakama
お問い合わせ075-661-3755(京都いつでもコール)
チラシダウンロードはこちらをクリック