高雄山 神護寺の紅葉♪弘法大師・空海ゆかりの寺院(京都高雄)

神護寺は高雄山の中腹に建つ高野山真言宗の別格本山。 和気清麻呂により高雄山寺として建立された後、国家安泰を祈願した神願寺と合併し、寺名を神護国祚真言寺(略して神護寺)と改めました。 和気清麻呂没後は弘法大師・空海に委ね、真言宗立教開宗の礎を築きました。 国宝の薬師如来像をはじめ、平安時代から鎌倉時代かけての多くの寺宝や日本三名鐘「三絶の鐘」を有することでも知られています。 神護寺の参拝は清滝川に架かる高雄橋からスタート。約350段の石段の参道はカエデの木に覆われており、紅葉を愛でながら楼門に到着します。参道途中には茶店もあり、紅葉の絶景を眺めながら一服もできます。 【紅葉の見どころ】 石段を登り切った境内入口の楼門とカエデのコントラストにまず圧倒されます。 金堂、御影堂、五大堂、毘沙門堂、鐘楼をはじめとした数々の堂宇と紅葉のコントラストはどれも絶景のひと言。 最奥部にある地蔵院前からは“錦雲渓”とも称される絶景の渓谷美が楽しめます。 神護寺は疫病退散や魔除けなどの願いを込めて素焼きの皿を投げる「かわらけ投げ」発祥の地としても知られており“錦雲峡”に向かいフリスビーのように投げ、風に乗って遠くまで飛ばすことができれば願いが叶うとされています。

かわらけ投げ発祥の地

神護寺の境内西奥、山の斜面にある「地蔵院」。このあたりからの眺望は素晴らしく、眼下には高雄の集落と「錦雲峡」と呼ばれる渓谷が広がります。 錦の雲が広がる渓谷は、紅葉の季節には錦を纏ったような美しさ。 この錦雲峡に向けて、疫病退散や魔除けなどの願いを込めて素焼きの皿を投げる「かわらけ投げ」体験は神護寺拝観時には必須。 かわらけとは、厄除けや開運、必勝祈願、疫病退散、魔除けなどの願いを込め、高い場所から素焼きの土器(かわらけ)を投げる願掛けです。 全国各地の高台にある絶景ポイントで行われている「かわらけ投げ」の発祥地がここ神護寺です。 遥か眼下を流れる清滝川に向かって皿を投げれば、いい気分転換になります。 フリスビーの要領で投げるのがコツですが、フラフラ揺れたり、まっすぐ下に落ちていったり、なかなかうまく投げられません。 うまく上昇気流に乗って遠くまで飛ばせたら、まさに気分爽快。

  (情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
エリア名 高雄
スポット名 神護寺
所在地 京都市右京区梅ケ畑高雄町5
拝観時間 9:00~16:00
拝観料 大人(中学生以上)1,000円、小学生500円
アクセス JR京都駅・阪急電車大宮駅二条駅からJRバス「栂ノ尾・周山」行、地下鉄烏丸線四条駅・東西線太秦天神川駅から市バス8系統「高雄・栂ノ尾」行に乗車、高雄バス停下車徒歩約20分
TEL 075-861-1769
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