京菓子司 おくやま菓舗「都の宴」馬を模った淀の銘菓@京阪淀駅(京都伏見)

京都市伏見区淀のランドマークと言えば、通称“淀の競馬場”と呼ばれてるJRA京都競馬場。
2025年12月1日で開設100周年を迎えた日本屈指の歴史と伝統、格式を誇る競馬場です。
そのお膝元、京阪電車の淀駅前の淀本町通り商店街にある、御菓子司「おくやま菓舗」では、競馬場の町らしく「舗」にちなんだ銘菓があります。
馬の形の最中「都の宴(みやこのうたげ)」は、見た目そのものが「馬」です。
最中の由来が「最中の月=満月」であることから、満ちる・完了するに通じ、物事の達成の象徴とされている縁起のいいお菓子です。
友人知人・お取引先への手土産、京都競馬場に行く前、必勝祈願として買っていくのにもいいですね。

淀にちなんだ銘菓

お店へは京阪電車淀駅の中央改札口を出て、線路沿いを左側(大阪方面)へ進むと淀本町商店街があり、中ほどにい店があります。
店頭には、淀の地名・特長が入った商品名のお菓子やパッケージにかつての淀の情景が描かれたお菓子が多数あります。
代表的なお菓子として「淀君」、「水車最中」、「美豆のしずく」、「みかさ」などがあります。
他にも、上用生和菓子、茶だんご、羊羹、赤飯、お餅などが店頭に並んでいます。
また近年は、春の「いちご大福」と秋の「ぶどう大福」が大人気です。
どの和菓子も市内中心部に比べてかなりリーズナブルな価格です。

淀名物「都の宴」

淀名物「都の宴」は、最中のお菓子です。パッケージを開けると、馬の顔の形をした最中皮とパッケージに入った粒あんに分かれてます。
食べる前に自分で作るタイプの最中なので、常にサクサクの最中皮の餡の食感のコントラストが楽しめます。
餡は、甘さ控えめの粒あんで、最中皮は香ばしい焼き上がりです。餡の量は多くて、最中皮の両方にたっぷりと付けて合体させるのがいいです。

他にも「淀君」と「みかさ」を購入。
淀君は洋風の焼き菓子で、風味豊かなおくやま菓舗特製の柚子餡を蜂蜜とバター生地に包み、ホイルで焼き上げたあでやかな焼き菓子です。
みかさは、あっさりとした大粒の丹波大納言小豆をしっとりとした焼き生地にたっぷり挟んだボリューム満点の三笠焼です。
パッケージには江戸時代の淀の名所のひとつであった「水車(みずぐるま)」と淀川を行き交う「三十石舟」の絵が描かれています。
【淀君】
淀君は豊臣秀吉の側室で、豊臣秀頼の母親。本名は浅井茶々で浅井長政と織田信長の妹お市の方の長女。
豊臣秀吉は息子「鶴松」の出産に際し、弟の豊臣秀長に淀城を修築させ、与えられたことから「淀君」と呼ばれるようになりました。
秀吉の死後、秀頼の後見として大坂城で権勢を振るいましたが徳川家康と対立し、大坂夏の陣で秀頼とともに自刃しました。
【淀の水車】
淀はかつて、宇治川・木津川・桂川の三川と京街道が合流する、河川通と陸上交通の要衝地でした。
そこに淀城が築かれ、城の西側を流れる桂川には、城内の庭園の池に水を取り込む目的で水車が設置されていました。桂川を行き交う船から見える水車は名所となり「淀の水車(いずぐるま)」として親しまれました。

(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名伏見
スポット名御菓子司 おくやま菓舗
所在地京都市伏見区淀本町174-39
営業時間10:00~16:30 ※火曜定休(臨時休業することもあり)
アクセス京阪電車淀駅から徒歩3分
TEL075-631-2306
Instagramhttps://www.instagram.com/kyogashishi_okuyamakaho/