京都大原三千院の桜♪しだれ桜&山桜と石楠花の競演 苔むす庭園で癒される

三千院は大原の里に来たなら外せないスポット。デューク・エイセスの1966年(昭和41年)のヒット曲「女ひとり」でよく知られてます。
三千院の代表的な風景と言えば宸殿前の池泉回遊式庭園「有清園(ゆうせいえん)」。
青々とした苔と杉木立の庭に往生極楽院(重要文化財)が建ち、内陣には阿弥陀如来、観世音菩薩、勢至菩薩の阿弥陀三尊像(国宝)が安置されています。
桜の見どころは何と言っても三千院の玄関口でもある御殿門(ごてんもん)を彩るしだれ桜。
様々なパンフレットにも採用されおり、春の大原を代表する風景です。
客殿の池泉観賞式庭園・聚碧園(しゅうへきえん)には、西行法師のお手植えとも、頓阿(とんあ )上人の友、陵阿(りょうあ)上人のお手植えとも伝えられてる古木「涙の桜」と石楠花(シャクナゲ)が庭園に華を添えています。
宸殿より往生極楽院を眺める池泉回遊式庭園・有清園(ゆうせいえん)では山桜と石楠花が庭園と往生極楽院を淡く染めあげます。
護摩祈祷を行う祈願道場である金色不動堂と桜のコントラストも見逃せません。
石楠花は開花期間が長くゴールデンウイークまで参拝者の目を楽しませてくれます。
【例年の見頃】4月上旬~中旬

大原三千院

三千院は、山号は魚山(ぎょざん)といい、天台宗の寺院で天台宗五箇室門跡()のひとつ。
門跡(もんぜき)とは皇室一門や公家の方が出家して住職を務める寺院で、皇室と関わりのある格式高い寺院とされています。
三千院は延暦年間(奈良時代後期から平安時代初期)に伝教大師最澄が比叡山東塔南谷(とうとうみなみだに)の山梨の大木の下に一宇を構えたことに始まります。
その後、慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)に引き継がれ、最雲法親王(さいうんほっしんのう)ご入室により、平安後期以降は皇子皇族が住持する宮門跡となりました。
寺地は時代の流れの中で、比叡山内から近江坂本、そして洛中を火災や応仁の乱などにより幾度か移転し、その都度、寺名も円融房、梨本坊、梨本門跡、梶井宮と呼称されてきました。
明治4年(1871年)、法親王還俗にともない、梶井御殿内の持仏堂に掲げられていた霊元天皇(れいげんてんのう)御宸筆の勅額により「三千院」と称されるようになりました。
同年、現在の地・大原に移り「三千院」として1200年の歴史を紡いでいます。
境内にある往生極楽院は、平安時代末期の12世紀から大原の地にあった阿弥陀堂であり、国宝の阿弥陀三尊像を安置しています。
三千院が大原に移転の際、寺域に取り込まれたもので、元来は別々の寺院でした。
三千院門跡、青蓮院門跡、毘沙門堂門跡、曼殊院門跡、妙法院門跡

※極楽往生院

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(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

スポット情報

エリア名大原
スポット名三千院
所在地京都市左京区大原来迎院町540
拝観時間9:00~17:00(11月は8:30~17:00、12月~2月は9:00~16:30)
拝観料大人700円、中学生・高校生400円、小学生150円
アクセスJR京都駅から京都バス17・特17系統大原行、四条河原町(京都河原町駅)、三条京阪(京阪三条駅)から京都バス17・特17系統大原行、地下鉄国際会館駅から京都バス19・特17系統大原行乗車、大原バス停下車徒歩約10分
TEL075-744-2531
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