<西京・洛西>総延長約1.8km「竹の径」&京都市洛西竹林公園~日本や世界の竹で映える~

京都市洛西竹林公園は、竹の産地である西京区の大原野丘陵の高台に位置する、日本で唯一、世界でも珍しい竹専門の植物園。公園の周辺には、美しい竹林の散策路「竹の径」(たけのみち)が整備されています。その総延長は約1,8kmにもおよび、さまざな美しいデザインの竹垣で沿道を彩っています。地元の方の散歩道として、またサイクリングロードとして親しまれています。オススメしたいのは「自転車」でのサイクリング。これだけの長い距離の竹林を自転車で走れる場所は他には見当たらないかも。

京都市洛西竹林公園~日本唯一の竹の植物園~何と入園料が無料♪

古来から京都の竹の産地として名高い大枝・大原野に位置する、京都市が理想の街として開発した洛西ニュータウン。その一角にある京都市洛西竹林公園は、昭和56年(1981年)に開館した世界でも珍しい、日本で唯一の竹専門の植物園。公園内に一歩足を踏み入れると目を引くのが広大な竹の生態園。各所関係機関の協力を得て集められた国内外の約110種類もの竹や笹が園内に植えられています。
回遊式和風庭園として設計された園内は、遊歩道に添って散策しながら、竹や笹の生態を観察できるようになってます。植栽されている竹や笹には植物名を示すラベルが立てられており、単に観賞するだけでなく、学術的に竹や笹を学べる場にもなっています。
竹林から発生するマイナスイオンは活性酸素を除去する抗酸化作用があり、その発生量は森林の数倍とも言われており、園内を散策すれば、癒し効果抜群の竹林浴も楽しめます。
また、初夏の時期の竹林が青々と繁る季節もいいですが、おススメなのが春のしだれ桜の開花の時期。竹林の緑と桜のピンク色の競演は映えること間違いなし。周辺には桜の名所もたくさんあるので、是非とも春にご来園してみてください。
資料館では、エジソン電球(復元)、竹の伝統工芸品、竹の歴史・文化・生態を説明するパネル等が展示されており、竹製品の展示販売もおこなわれています。また茶室「竹風軒」が併設されていて、お茶会にも利用できます。これだけ楽しめて、嬉しいことに入園料は何と“無料”なんです。これは行くしかないですね!

竹の径~約1.8kmも続く美しい竹の回廊はサイクリングがおすすめ~

京都市西京区と向日町市にまたがる「竹の径」(たけのみち)は、竹林の景観を保全するため、放置竹林対策や不法投棄防止の環境整備を行い、平成12年(2000年)から孟宗竹を用いて整備されてきた道です。沿道には竹の枝を束ねた「竹穂垣」をはじめ、丸みを帯びた古墳の形を表現した「古墳垣」、かぐや姫の十二単衣の襟元をイメージした「かぐや垣」などオリジナルを含め、8種類のそれぞれに意匠をこらしたデザインの竹垣が整然と連なり、その総延長は約1.8kmにも及びます。
もちろん、徒歩での散策もいいですが、目いっぱい竹林道の魅力を満喫するには、サイクリングがおすすめ。竹の径の最寄駅である、阪急京都線・洛西口駅では、3つのタイプの自転車を借りることができます。目的、予算、時間にあわせてお好みの自転車をチョイスし、サイクリングを楽しむのはいかがですか。

①e-bike(イーバイク):電動アシスト機能を搭載したスポーツタイプの自転車
・竹の径だけではなく、洛西エリアを広範囲に、まる1日かけて本格的なツーリングを楽しみたい方向け
提供事業者:サイクルベースあさひ 洛西口店/事前予約可能
https://store.cb-asahi.co.jp/detail/474
②レンタルサイクル:「普通車(ママチャリ)」と「電動アシスト自転車」の貸出
・リーズナブルにサイクリングを楽しみたい方向け、普通車なら1日借りて320円、電動アシストでも420円
提供事業者:阪急レンタサイクル 洛西口/予約不可、当日受付のみ
https://www.hankyu.co.jp/station/service/rental02.html
③シェアサイクル:好きな場所で貸出・返却ができるシステム(乗り捨てができる)
・貸出と返却が異なる場所で可能。例えば、洛西口駅で貸出、洛西竹林公園で返却、帰路は路線バス利用でもOK
提供事業者:HELLO CYCLING (ハローサイクリング)/利用の30分前から予約可能
※利用にはアプリやWEBで事前に会員登録が必要
https://www.hellocycling.jp/

スポット情報

エリア名西京
スポット名京都市洛西竹林公園/竹の径
所在地京都市西京区大枝北福西町2丁目300ー3
アクセス阪急桂駅(西口)から市バス西3・西8系統に乗車、南福西町(竹林公園前)下車、徒歩約5分
JR桂川駅、阪急洛西口駅から市バス特西4系統に乗車、南福西町(竹林公園前)下車。徒歩約5分
営業時間9:00~17:00(入園は16:00まで)
定休日水曜日、12月29日~1月3日の年末年始
TEL075-331-3821
URLhttps://chikurin-park.com


洋菓子でちょっと一息~マダムシュークレームの「シュー アラ クレーム」~

パリの街角の香りを漂わせちょっぴり異国文化の憧れをかきたてる響き、それがマダムシュークレームの洋菓子。オーナー兼グランドシェフを務める髙島朗氏はスイスに3年、フランスに2年、カナダに2年、各国の有名菓子店やホテルのパティシエとして活躍された後、昭和63年11月、大原野の地に独立し開店。決して流行を追うことはせずヨーロッパの伝統的な味をそのままに。またシェフが美味しいと感じ納得した食材を産地にこだわらず日々取り入れ、菓子作りをされています。
看板商品のシュークリーム「シュー アラ クレーム」は生クリームとカスタードクリームをミックスし、昔ながらのソフトな生地で、子供から年配の方まで親しめる優しい口当たりが特長。地元だけではなく遠方からもこの味を求めて訪れる方も多いとか。店内には喫茶スペースも設けられており、洛西竹林公園と竹の径路のサイクリングや散策時の休憩場所にピッタリです。

スポット情報

エリア名西京
スポット名マダムシュークレーム
所在地京都市西京区大枝南福西町3-1-7
アクセス阪急桂駅(西口)から市バス西3・西8系統に乗車、南福西町(竹林公園前)下車、徒歩約4分
JR桂川駅、阪急洛西口駅から市バス特西4系統に乗車、南福西町(竹林公園前)下車。徒歩約4分
営業時間10:00~19:00
定休日木曜日(祝日の場合は営業)、夏季休暇、1月1日
TEL075-332-6160
URLhttps://madame-chou.com

(掲載日:2022年11月2日 情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局