京都大原 寂光院「赤しそ法要」しば漬発祥の地にて開催(2024年7月1日)
寂光院は大原の里の特産品である「しば漬」発祥の地。大原の赤しそが最盛期を迎える2024年7月1日(月)に、発祥の地である寂光院に今年の赤しそをお供えし、豊作と地域の繁栄、安全、健康を祈願します。
法要は午前11時から本堂にて行われます。参拝の皆様も参列可能ですので、ぜひお参りのうえご参加をお待ちしております。
寂光院ご由緒
寂光院は飛鳥時代の推古2年(594年)に聖徳太子が父・用明天皇の菩提を弔うために建立されたと伝えられる天台宗の尼寺。
初代住持は聖徳太子の御乳人であった玉照(たまてるひめ)で、日本仏教最初の三比丘尼の御一人で慧善比丘尼と呼ばれています。その後、代々高貴な家門の姫君らが住持となり法燈を守り続けています。
第3代の平徳子・建礼門院(平清盛息女・高倉天皇中宮・安徳天皇母)は、文治元年(1185年)に入寺し真如覚比丘尼と称されました。
源平の合戦に敗れた後、壇ノ浦で滅亡した平家一門と入水し8歳の幼さで亡くなった、わが子安徳天皇の菩提を弔うため、終生をこの地で過ごしました。
平家物語の終盤、後白河法皇が建礼門院を訪ねた「灌頂巻(かんじょうのまき) 大原御幸(おおはらごこう)」では、寂光院の庭園や千年姫小松が描かれています。
お寺の一角には建礼門院が過ごした御庵室跡が残っています。また、大原名物の「しば漬け」は、寂光院にご閑居されていた建礼門院に里人が夏野菜を漬け込み献上したところ、その美味しさにお喜びになられ「紫葉漬(しばづけ)」と命名されたと伝わっており、しば漬け発祥の地とされています。
大原の名産の「赤しそ」と「しば漬」の歴史
大原の「赤しそ」の品質は「色、香りともに最高峰」と全国的に高い評価を得ており、近年は遠方から買い求める人が増加しています。
製薬会社の調べてにおいては「原品種に最も近い」とレポートされており、その理由として、しば漬の産地として800年以上に渡り自家採種で栽培されてきた、四方を山に囲まれた地形のため花粉の飛来が少なく他品種と自然交配していないとされています。
京の三大漬物のひとつ「しば漬」は大原の寂光院にルーツがあります。
平安末期、寂光院に隠棲をした建礼門院(平徳子)さまに、里人が夏野菜を漬け込み献上したところ、大層お喜びになられ「紫葉漬(しばづけ)」と命名されたと伝わります。
大原の伝統的な「しば漬」は、赤しそ、なす、塩で作られ、7月に漬け込みが始まり、9月下旬頃から新漬として出荷が始まります。
(掲載日:情報提供:大原観光保勝会)
エリア名 | 大原 |
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イベント名 | 寂光院 赤しそ法要 |
開催場所 | 寂光院 本堂 |
所在地 | 京都市左京区大原草生町676 |
アクセス | JR京都駅から京都バス17号系統大原行、四条河原町(京都河原町駅)、三条京阪(京阪三条駅)から京都バス16・17号系統大原行、地下鉄国際会館駅から京都バス19系統大原行乗車、大原バス停から徒歩約15分 |
開催日時 | 2024年7月1日(月)11:00~(開門9:00) |
拝観時間 | 9:00~16:00 |
拝観料 | 大人・高校生:600円、中学生:350円、小学生:100円 |
TEL | 075-744-3341 |
URL | https://www.jakkoin.jp |
https://twitter.com/jakkouin |
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