令和4年度 醍醐寺霊宝館秋期特別展「鶴田一郎~ミューズ達の祈り~」
令和4年度の醍醐寺霊宝館秋期特別展では、醍醐寺が所蔵する国宝美人仏画と美人画の第一人者である鶴田一郎画伯の絵画130点以上展示した「鶴田一郎~ミューズ達の祈り~」が開催されます。現代美人画家 鶴田一郎が祈りを込めて描いた美人画・仏画など100点と醍醐寺の寺宝・伝承文化財15万点の中から選りすぐりの美人仏画・仏像を公開。
若い頃の貴重な作品をはじめ、鶴田画伯が祈りを込めて描いた美人画や仏画、今回のために描かれた大作3点も展示され、大変見ごたえのあるものになっています。併せて、醍醐寺所蔵の快慶作の仏像、弥勒菩薩坐像(三宝院本尊)、水晶宝龕入り木造阿弥陀如来像、不動明王坐像の3点もご覧いただけます。
混沌として、不安の多い情勢の今、鶴田が描く世界の美しさと人々が大切に守り伝えてきた文化財から「人を大切に思う心」を感じていただければと思います。
期間中、本展を記念して講演会やコンサートの開催、ナイトミュージアム、図録・限定グッズの販売もおこないます。
また、ワークショップ「醍醐寺令和の寺子屋」や鶴田一郎画伯と醍醐寺執行・統括本部長の特別対談「人を大切に思う心」、早稲田桜子さんによる記念コンサート、ナイトミュージアム、PANGEAによるナイトミュージアム記念コンサートなど関連イベントも行われます。詳細は醍醐寺ホームページでご確認ください。
※醍醐寺ホームページ https://www.daigoji.or.jp/
※写真は許可を得て掲載しています
鶴田一郎「珠玉の作品100点」と「醍醐寺の名宝~千姿万態の美~」の競演
~展覧会開催によせて~
15年程前から、美人画と並行して仏画や琳派作品を描き始めました。それというのも仏画、琳派が私の美人画の美意識の根源だったからです。
余計な装飾性を省き、シンプルにデザイン化した線や面に美を求める所は琳派の強い影響を受けています。今回の展覧会開催は、私の想いはもとより今に繋がる人達とのご縁や導きがあったからこその夢の実現だと思っています。
絵を描く事、美を想像する事、理想の世界を表現する事、そして一筆一筆想いを乗せて色を重ねてゆく事、その行為は祈りだと思っています。 祈りが仏に通じて人々の心に優しく寄り添える展覧会になる事を願っています。 鶴田一郎
太元帥大法のため霊宝館に安置されている三宝院本尊・弥勒菩薩坐像、水晶宝龕入り木造阿弥陀如来像、不動明王坐像の醍醐寺所蔵の快慶作の仏像3点、国宝の訶梨帝母像などもご覧いただけます。特に弥勒菩薩坐像は間近で普段ご覧になれない角度からもご参拝して頂けます。霊宝館内特設ミュージアムショップでは、醍醐寺と鶴田一郎さんのサイン入り限定オリジナルご朱印帳も用意しております。
【鶴田 一郎】
1954年熊本県天草市に生まれる。幼少期から絵を描くのが好きで、多摩美術大学グラフィックデザイン科に進み、イラストレーターを目指す。プロとして描き始めた頃、西洋文化に影響を受け写実的な作品を描くが、自分が「日本人である」という意識が芽生え、琳派、仏教美術、浮世絵の「美人絵」など、日本独自の美意識に傾倒、その中でアールデコのヨーロッパ的要素と日本的要素が融合し、嫋やかで華やかな「鶴田流美人画」が生まれる。1987年~11年間ノエビア化粧品広告に起用されCMアートの先駆者として人々を魅了。2014年活動拠点を京都に移し新たな技法と想像力を進化させている。半世紀にわたり国内のみならず海外での活動も続けている。
霊宝館の門内フレンチ・カフェでは「醍醐寺×鶴田一郎」コラボのマカロンも♪
醍醐寺霊宝館の門内にあるフレンチ・カフェ「フレンチカフェ ル・クロ スゥ ル スリジェ ~桜の樹の下で~」は醍醐寺霊宝館秋期特別展の限定企画として「醍醐寺×鶴田一郎」がコラボしたマカロン「Graceful big hat シリーズ」が味わえます。図案は全5種類、アイスクリームやパフェなどのトッピングとして提供されます。全5種類が入ったお土産用BOXも販売しています。また期間中、ホットドリンクは鶴田一郎の美人画が描かれたマグカップでのご提供。マグカップは霊宝館内のミュージアムショップで販売されています。醍醐寺名物の「力餅」も期間中は限定ラッピングされています。
カフェ店内の内装は、イケア・ジャパン株式会社の協力を得て設えられたシンプルかつ上質なデザイン。特別展鑑賞の後は、壁に掛けられた作品を眺めながら、鶴田一郎ワールドで余韻に浸ってください。
(掲載日:2022年10月17日 情報提供:醍醐寺)
エリア名 | 伏見 |
---|---|
イベント名 | 令和4年度 醍醐寺霊宝館秋期特別展「鶴田一郎~ミューズ達の祈り~」 |
開催場所 | 醍醐寺 霊宝館 |
所在地 | 京都市伏見区醍醐東大路町22 |
アクセス | ①地下鉄利用:地下鉄東西線醍醐駅から徒歩10分 ②京都駅からバス:京都駅八条口から京阪バス「京都醍醐ライン」に乗車、醍醐寺下車、 ③伏見方面より:京阪・JR六地蔵駅から京阪バス22・22A系統乗車、醍醐寺前下車 |
開催日 | 2022年10月15日(土)〜12月4日(日) |
開催時間 | 9:00〜17:00(16:30受付終了) |
拝観料(霊宝館) | 大人(中学生以上): 500 円 ※三宝院・伽藍は、別途大人:1,000円、 中高生:700円 |
TEL | 075-571-0002 |
URL | https://www.daigoji.or.jp |
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