寂光院 旧本尊「六万体地蔵菩薩」2024年秋の特別公開(京都大原)
寂光院(じゃっこういん)は、平家物語の大原御幸(おおはらごこう)で知られてる建礼門院ゆかりの寺院で、しば漬け発祥の地です。
旧本尊である「六万体地蔵菩薩」秋の特別公開』を2024年11月2日(土)~11月24日(日)の期間の限定日にて実施します。
旧本尊は火災で大きく焼損いたしましたが、像内の納入品がほぼ無傷であったことなどから、現在も重要文化財の指定を継続しています。
大原の紅葉とともに、この機会に是非ご参拝ください。
2024年秋の特別公開~開催概要~
■開催日:2024年11月の限定日
11月2日(土)、3日(日)、4日(月祝)、9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)、22日(金)、23日(土祝)、24日(日)
■拝観時間:9:00~16:30
■特別公開志納金:300円(大人・小人同額/団体割引等なし)
※別途、通常拝観志納金が必要です
大人・高校生:600円、中学生:350円、小学生:100円
※詳細は寂光院ホームページにてご確認ください
寂光院ご由緒
寂光院は推古2年(594年)に聖徳太子が父・用明天皇の菩提を弔うために建立されたと伝えられる天台宗の尼寺。
初代住持は聖徳太子の御乳人であった玉照(たまてるひめ)で、日本仏教最初の三比丘尼の御一人で慧善比丘尼と呼ばれています。その後、代々高貴な家門の姫君らが住持となり法燈を守り続けています。
第3代の平徳子・建礼門院(平清盛息女・高倉天皇中宮・安徳天皇母)は、文治元年(1185年)に入寺し真如覚比丘尼と称されました。
源平の合戦に敗れた後、壇ノ浦で滅亡した平家一門と入水し8歳の幼さで亡くなった、わが子安徳天皇の菩提を弔うため、終生をこの地で過ごしました。
平家物語の終盤、後白河法皇が建礼門院を訪ねた「灌頂巻(かんじょうのまき) 大原御幸(おおはらごこう)」では、寂光院の庭園や千年姫小松が描かれています。
境内の一角には建礼門院が過ごした御庵室跡が残っています。
しば漬け&大原女発祥の地
大原の伝統的な漬物「しば漬け」は、赤紫蘇と茄子を塩のみで漬け込んだ保存食。
千枚漬・すぐきと並び「京の三大漬物」のひとつに数えられています。
その名の由来は、寂光院にご閑居されていた建礼門院に里人が夏野菜を漬け込み献上したところ、その美味しさにお喜びになられ「紫葉漬(しばづけ)」と命名されたことによります。
大原女(おおはらめ)は、大原でとれた薪や柴(しば)、農作物を頭に乗せて、京の町まで売り歩いた行商の女性。
紺色の着物に赤いたすきを掛けた独特の装束は寂光院にご閑居されていた建礼門院に仕えた阿波内侍(あわのないし)が着ていた衣装が原型と言われています。
(情報提供:寂光院)
エリア名 | 大原 |
---|---|
イベント名 | 旧本尊「六万体地蔵菩薩」秋の特別公開 |
開催場所 | 寂光院 |
所在地 | 京都市左京区大原草生町676 |
アクセス | JR京都駅から京都バス17・特17系統大原行、四条河原町(京都河原町駅)、三条京阪(京阪三条駅)から京都バス17・特17系統大原行、地下鉄国際会館駅から京都バス19・特17系統大原行乗車、大原バス停下車徒歩15分 |
開催日 | 11月2日(土)、3日(日)、4日(月祝)、9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)、22日(金)、23日(土祝)、24日(日) |
拝観時間 | 9:00~16:30 |
拝観料 | 特別公開志納金:300円(大人・小人同額/団体割引等はなし) ※別途、通常拝観志納金が必要大人・高校生:600円、中学生:350円、小学生:100円(詳細は寂光院ホームページにて確認ください) |
TEL | 075-744-3341 |
URL | https://www.jakkoin.jp |
https://twitter.com/jakkouin |
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