平岡八幡宮「とんど祭(左義長)」2025年1月15日(京都高雄・梅ケ畑)
平岡八幡宮は別名「梅ケ畑八幡宮」とも呼ばれており、高雄山神護寺の鎮守として、弘法大師・空海が、大同4年(809年)に豊前国の宇佐八幡宮から八幡神を勧請し、自らが描いた僧形八幡神像を御神体として創建された山城国最古の八幡宮。
平安時代に一時荒廃しましたが、鎌倉時代の建久元年(1190年)に神護寺の文覚により再興、承久2年(1220年)に文覚の高弟上覚が現在の場所に移築。
室町時代の応永14年(1407年)に焼失後、三代将軍足利義満が高雄に紅葉狩りに訪れた際、八幡宮の荒廃に心を痛め社殿を再建、現在の本殿は、江戸時代の文政9年(1826年)に造営されたもので、平成12年(2000年)に京都市指定有形文化財指定されています。
小正月に行われる「とんど祭(左義長)」では、取り外したしめ縄や門松に火を点け、神前の鏡餅を焼いて氏子や参拝者に授与します。
■開催日時:2025年1月15日(水)8:00~13:00頃
■開催場所:平岡八幡宮(京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町23)
■参加費:無料
とんど(左義長)
とんどは、左義長(さぎちょう)とも呼ばれ、小正月に行われる火祭りの行事。通常、1月14日または1月15日に行われることが多い。
長い竹を組んで立て、その年の門松や注連飾、書き初め等を寄って焼きます。灰を持ち帰り自宅の周囲にまくと、その年のの無病息災、屋根にのせると火災除けになると言われています。書き初めを焼いた時に炎が高く上がると、字が上達すると言われています。
また、とんどの火で焼いた餅やお団子を食べる習慣が各地にあります。
とんど、左義長の言い方以外に、とんど焼き、どんど、どんど焼き、どんどん焼き、どんと焼き、さいと焼き、おんべ焼きと呼ぶ地域もあります。
平岡八幡宮花の天井
本殿内陣の天井は「花の天井」と呼ばれ、天井の梁で出来た44のます目のひとつひとつに、江戸時代綾戸鐘次郎藤原之信による極彩色の花絵44面が描かれています。
山桜・牡丹・水仙・菖蒲など華麗な花々の天井画は、訪れる参拝客の目を楽しませてくれます。
通常非公開ですが、春と秋の時期に特別に公開され、神職の方の説明を受けながら拝観いただけます。
平岡八幡宮は、春は桜と椿、安芸は紅葉の名所で、花の天井の特別公開時期と重なるので同時に楽しむことができます。
特に椿の数は多く、約200種類の様々な色や形の椿の花を愛でることができます。
花びらが三角の「平岡八幡ヤブ椿」、まるで金魚のように見える「金魚葉椿」、さらに、白玉椿伝説で知られる「しだれ八重白玉椿」は、普段は見ることができませんが、花の天井の特別拝観に合わせて期間限定で公開されます。
エリア名 | 高雄 |
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イベント名 | とんど祭(左義長) |
開催日時 | 2025年1月15日(水)8:00~13:00頃 |
開催場所 | 平岡八幡宮 |
所在地 | 京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町23 |
参加費 | 無料 |
アクセス | 四条烏丸、太秦天神川から市バス8系統「高雄・栂ノ尾」行、京都駅、四条大宮からJRバス「高雄・周山」行に乗車、「平岡八幡宮前」下車すぐ |
TEL | 075-871-2084 |
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