福徳寺の桜♪儚く美しく咲く「かすみ桜」と孤高の一本桜(京都京北)

福徳寺(ふくとくじ)は、まさに「桜の隠れ寺」の名が相応しい、京北の弓削地区にひっそり佇む禅寺。 まずは、本堂へと続く参道の石段脇にある紅枝垂れ桜とソメイヨシノが、まるで桜のアーチのように咲き誇り、まるで参拝を歓迎するかのように出迎えてくれます。 本堂の左側の庭園には、福徳寺の代名詞でもあるしだれ桜、通称「かすみ桜」が参拝者の目を楽しませてくれます。 境内一面を覆わんばかりの大迫力しだれ桜、「かすみ桜は」は、樹齢約400年、幹周約2.5m、樹高約8mのエドヒガンのしだれ桜で、花びらは一重で淡い薄紅色の花を咲かせます。 京都市指定天然記念物に登録されており、京北十景のひとつにも数えられています。 境内の下から白壁・石垣越に見上げる「かすみ桜」の絶景は息をのむような美しさです。 福徳寺で見逃せない桜が、もう1本あります。境内左手の墓地近くにある、しだれ桜です。 弓削地区の街並みを見守る様に聳える孤高の一本桜です。このしだれ桜だけでも見る価値が十分にあります。 【例年の見頃】4月上旬~中旬

福徳寺ご由緒

京都市右京区京北の弓削地区に佇む古寺、福徳寺(ふくとくじ)は、山号を玉泉山といい、奈良時代の和銅4年(711年)に聖武天皇の勅願により行基が開創した古刹で、御本尊は薬師如来坐像。 当初は法相宗でしたが、現在は曹洞宗の寺院となっています。 寺伝によると、弓削道鏡が七堂伽藍を創建し、薬師七重塔が建立されたことから「弓削寺(ゆげでら)」と呼ばれてたと言われています。 室町時代に、御本尊と本堂を除き焼失、さらに安土桃山時代の天正7年(1579年)、周山城を築城の用材調達のため、明智光秀により破却され廃絶しました。 現在の堂宇は、京北の曹洞宗寺院、永林寺の僧侶・居山桂宅により江戸時代に再建されたもです。 収蔵庫には、国の重要文化財に指定された藤原時代の木造薬師如来坐像、持国天立像、増長天立像が安置されており、事前に拝観の予約の連絡すれば貴重な文化財を拝観することができます。

けいほくさくらまいり(桜御朱印の授与)

京北エリアの美しい桜が咲く5つの社寺にて、期間限定・枚数限定で「桜をデザインした切り絵御朱印」を授与いたします。 御朱印は各社寺とも、切り絵のデザイン(蹴鞠・蝶傘・折り鶴・扇)と色が異なります。 各社寺とも枚数限定ですので、無くなり次第終了となります。 桜を愛でながら、心静かに巡り、日々の喧騒を忘れ、癒しのひと時を京北でお過ごしください。 ■授与期間:2025年4月5日()~20日() ■初穂料・志納金:各社寺とも1枚1,000円 ■授与枚数:各社寺にて異なります 【参加社寺】 ・慈眼寺(八重紅しだれ) ※土曜・日曜・月曜のみ、その他の日は要事前連絡(075-852-0213) ・福徳寺(かすみ桜) ※要事前連絡(075-854-0971)、不在時は永林寺にて授与可能 ・宝泉寺(300本の桜) ※授与は庭園「花宝宛」にて(拝観料:大人500円が必要)9:00~16:00 ・春日神社(黒田百年桜) ※授与は門前の「おーらい黒田屋」にて(10:00~16:00) ・永林寺(八重桜・ソメイヨシノ) ※要事前連絡(075-854-0654) ■お問い合わせ:090-7768-1148(さくらまいり事務局) ★京北のお花見スポット一覧はこちらをクリック (情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

スポット情報

エリア名 京北
スポット名 福徳寺
所在地 京都市右京区京北下中町寺ノ下15
アクセス 京都駅、二条駅、阪急大宮駅からJR西日本バス周山行で終点の周山下車、 周山から京北ふるさとバス田貫・弓削線に乗車、下中バス停から徒歩約5分
拝観料 境内自由 ※収蔵庫(重要文化財の仏像)拝観料300円/要事前連絡
TEL 075-854-0971
URL https://kyoto-keihoku.jp/howto/see/1195/