松尾大社 上卯祭(醸造祈願祭)2024年11月11日@京都西京

DATE 11月11 2024 - 11月11 2024
TIME 11:00 AM - 6:00 PM

酒造りに備え、醸造の成功を祈願する神事

松尾大社のある西京の地では神話の時代より酒造りが行われており、室町時代末期以降は「酒造第一祖神」として崇敬されるようになりました。
古くから酒の神としての信仰を集め、境内の霊泉「亀の井」の水を醸造のときに混ぜると酒が腐らないと伝わっています。
古来より、卯の字は甘酒、酉の字は酒壺を意味していると言われ、酒造りは「卯の日」にはじめ、「酉の日」に完了する慣わしがあり、お酒造りにかかわる祭りの日取りもこうした昔からの慣習によるものであるとされています。
稲刈りが終わり新米ができる秋は、。お酒造りの始まる季節。
毎年11月上の卯の日に執り行われる醸造安全祈願のお祭りが「上卯祭(じょううさい)」です。
全国の和洋酒、味噌、醤油、酢等の醸造業はもとより、卸小売の人々も松尾大社に参集し、盛大に醸造安全を祈願し、守札としての大木札(だいもくさつ)を受けて持ち帰り、各々の蔵に奉斎し、お酒造りをはじめる慣わしとなっています。
年が明け、春を迎える4月の中の「酉の日」には、醸造完了を感謝する「中酉祭(ちゅうゆうさい)」が執り行われます。
千歳講という明治時代からの講が結成され、この講員に対しては一年を通して、醸造安全、家内安全、業務繁栄等の祈願が毎朝欠かさずなされています。
祭典中、茂山社中による狂言「福の神」が奉納されます。

松尾大社ご由緒

松尾大社は、京都盆地の西部に拠点を置いた古代豪族・秦氏が一族の氏神として信仰した古社。大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の二柱をお祀りしています。
平安神宮を中心に、東(青龍)が八坂神社、北(玄武)が上賀茂神社、南(朱雀)は城南宮が守護し、西(白虎)は松尾大社が守護しています。
また「賀茂の厳神(げんしん)、松尾の猛霊(もうれい)」と称され、皇城守護の神として尊崇されている、京都において最重要かつ最古の神社のひとつです。
日本各地の酒造関係者の信仰が篤く、境内には全国の酒造会社から奉納された酒樽が並んでおり、その光景は圧巻です。
近年は、ウイスキー樽を奉納する醸造事業者もあります。
楼門の西側には、お酒の神様らしく「お酒の資料館」があり、松尾大社とお酒との関わりや歴史、お酒の文化・工程などをビデオ含めわかり易く展示しています。資料館は無料で見学ができます。
松尾大社の庭園・松風苑(しょうふうえん)は、昭和を代表する作庭家・重森三玲(しげもりみれい)の設計で「曲水の庭」、「上古の庭」、「蓬莱の庭」の三庭からなり、重森三玲氏の遺作となった傑作庭園です。

(情報提供:松尾大社)

エリア名西京
イベント名上卯祭
開催日時2024年11月11日(月)11:00~ ※卯の日は年によって変わります 
開催場所松尾大社
所在地京都市西京区嵐山宮町3
アクセス阪急嵐山線松尾大社駅下車すぐ、京都駅から京都市営バス28系統または京都バス73・ 83系統乗車、松尾大社前下車すぐ、京阪三条から京都バス63系統乗車、松尾大社前下車すぐ
TEL075-871-5016
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