江戸時代から守り続けてきた「桂の飴」の紹介です。
TAKENYONさんからの投稿です。
今から1470年ほど前、神功皇后の皇子でのちの15代応神天皇が生まれた時、侍女の桂姫があめを作りこの皇子を育てました。その後、桂姫は桂の里に移り住み、桂川のほとりであめの製法を伝えたと言い伝えられています。
このあめの製法が連綿と継承され、初代飴屋理兵衛が江戸時代前期の明暦2(1656)年、桂離宮のそばに「桂飴本家養老亭」を創業。以来350余年に渡り古来の製法をそのままに無添加手作りで「かつらあめ」を作り続け、代々宮家にも献上されました。
「桂飴本家養老亭」は、残念ながら2013年末に店を閉められましたが、製造の道具は今も残されており、相談に応じて製造されることもあるようです。
麦芽水飴と三温糖のみで煮詰めて固められた「かつらあめ」は、甘み抑えめのやさしい味わいです。
(掲載日:2019年3月7日 情報提供:
TAKENYON)