宝泉寺の桜♪300本の桜の花園 枝垂れの桜と日本一の「センダイヤ」の群生(京都京北)
宝泉寺(ほうせんじ)は、南北朝時代に創建された仁和寺を総本山とする真言宗御室派の寺院。
近年、約300本ものしだれ桜や山桜が咲き誇る「桜の隠れ寺」として注目を集めています。
京都市内中心部より開花が約1週間ほど遅く、京都市内で1シーズンに2回も桜のお花見が楽しめます。
境内には、本山の仁和寺から移植した遅咲きの桜として知られる「御室桜」をはじめ、観音桜、平安しだれ桜、金剛桜(うわみず桜)など、多くの遅咲きの桜が境内をの濃いピンク色に染め上げます。
NHK連続テレビ小説「らんまん」のモデルである、牧野富太郎氏により命名された山桜「センダイヤ(仙台屋)」は日本一の群生数を誇っています。
【例年の見頃】4月上旬~中旬
桜の開花にあわせ、毎年「さくらまつり」が開催されており、今年は4月4日(金)~13日(日)に開催されます。期間中、地元婦人会の皆さんによる手作りのぜんざい、おでん、草餅、桜寿司、山椒みそ、野菜などの販売があります。
また、土曜日と日曜日には、地元の名産品を集めた「寺マルシェ」を開催、4月5日(土)と12日(土)の2日間は開園時間を延長して「しだれ桜のライトアップ」を実施、春の夜の闇に浮かび上がる幻想的なお花見を楽しめます。
※4月7日(月)と10日(木)の13:30~15:00は貸切拝観のため一般の方は入園できませんのでご注意ください。
桜の花園♪先代住職の夢を成就
宝泉寺の庭園「花宝宛(かほうえん)」は、先代ご住職と奥様の願い「この地に新たな桜の名所を造り、過疎化が進む京北をもっと元気にしたい」という想いを、現住職の尾池文章氏が2018年秋、裏山に「200本の枝垂れ桜の花園」を造るプロジェクトを始動。
庭師に指導を仰ぎながら、たった一人で裏山を切り拓き、元から植わっていた本山(仁和寺)から移植した御室桜、樹齢約50年の八重紅枝垂れ桜に加え、200本もの枝垂れ桜や山桜を3年もの歳月をかけ、2020年に全ての植樹が完了。2021年より拝観者の方々に開放を開始しました。
開園にあたって庭園の名前を、お寺の山号と寺名の金花山宝泉寺から一字づづをとり花宝苑と名付けられました。
現在では、京北最大約300本もの「桜の園」となり、常照皇寺、黒田の百年桜と並ぶ桜の名所となりました。
枝垂れ桜の植樹と並行し、イロハモミジ500株を植樹、開園翌年の2022年11月には、約1万株のあじさいを植栽し、春は桜、初夏は紫陽花、秋は名所として多くの参拝者を集めています。
宝泉寺ご由緒
宝泉寺は山号を金花山(きんかざん)と言い真言宗御室派の寺院で、御本尊は十一面観世音菩薩です。
寺伝によると、平安末期の傑僧・文覚(もんがく)上人による開創とされ、空海(弘法大師)が真言密教の根本道場とした、かつて高雄山神護寺の山内にあった塔頭寺院「宝泉院」が創建の源となっています。
南北朝時代の延文元年(1356年)に、心蓮(しんれん)上人により、宝泉院を現在地の旧下熊田村(右京区京北下熊田)に移し、十一面観音菩薩を秘仏の本尊とし、寺号を宝泉寺と改め開山。
以来、宝泉寺は病気平癒に格別の霊験のある寺院として厚い信仰を集めています。また、古写大般若経をはじめ、貴重な什物などの優品が保管されています。
現在、真言宗総本山仁和寺の末寺として年中行事や教化活動を通じて地域に広く貢献し、四季折々の花々に囲まれた信仰と癒しの場として親しまれています。
けいほくさくらまいり(桜御朱印の授与)
京北エリアの美しい桜が咲く5つの社寺にて、期間限定・枚数限定で「桜をデザインした切り絵御朱印」を授与いたします。
御朱印は各社寺とも、切り絵のデザイン(蹴鞠・蝶傘・折り鶴・扇)と色が異なります。
各社寺とも枚数限定ですので、無くなり次第終了となります。
桜を愛でながら、心静かに巡り、日々の喧騒を忘れ、癒しのひと時を京北でお過ごしください。
■授与期間:2025年4月5日(土)~20日(日)
■初穂料・志納金:各社寺とも1枚1,000円
■授与枚数:各社寺にて異なります
【参加社寺】
・慈眼寺(八重紅しだれ)
※土曜・日曜・月曜のみ、その他の日は要事前連絡(075-852-0213)
・福徳寺(かすみ桜)
※要事前連絡(075-854-0971)、不在時は永林寺にで授与可能
・宝泉寺(300本の桜)
・春日神社(黒田百年桜)
※門前の「おーらい黒田屋」にて授与
・永林寺(ソメイヨシノ・八重桜)
※要事前連絡(075-854-0654)
■お問い合わせ:090-7768-1148(さくらまいり事務局)
(情報提供:宝泉寺)
スポット情報
エリア名 | 京北 |
---|---|
スポット名 | 宝泉寺 |
所在地 | 京都市右京区京北下熊田町東旦15 |
アクセス | 京都駅、二条駅、阪急大宮駅からJR西日本バス周山行で終点の周山下車、 周山から京北ふるさとバス宇津線に乗車、南町下車徒歩約5分、矢代線に乗車、熊田下車12分、弓削線・田貫線に乗車、出口橋下車徒歩30分 ※宇津線・矢代線は便数が少ないので、事前に京北ふるさとバス時刻表を確認ください |
拝観時間 | 9:00~17:00(ライトアップ開催日は20:30まで) ※4月7日(月)と10日(木)の13:30~15:00は貸切拝観のため一般の方は入園できませんのでご注意ください |
拝観料 | 500円 ※さくらまつり期間中(2025年4月4日~13日) |
TEL | 075-852-0407 |
URL | http://www.kyoto-hosenji.jp/ |
https://www.instagram.com/hosenji.kahoen/ |
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