京都山科「安祥寺」2026年特別拝観(通常非公開・限定日のみ公開)
京都山科、琵琶湖疏水(山科疏水)の北側に佇む、真言宗の古刹「安祥寺(あんしょうじ)」。
通常は非公開ですが、月に限られた日数のみ、期間限定の特別拝観を行います。
本堂に安置されている国の重要文化財「十一面観音菩薩立像」、令和4年(2022年)7月に完成した、雌雄の龍をデザインした庭園「青龍殿 蘚苔蟠竜(せいりゅうでん せんたいばんりゅう)」、などを拝観いただけます。
また、令和6年(2024年)4月には庫裏前に新たな庭園「五智遍明庭(ごちへんみょうてい)」が完成し、特別拝観では通常非公開の庫裏から庭園鑑賞もお楽しみいただけます。
山科盆地の街並みが一望の高台、門前を滔々と流れる山科疏水を渡る心地よい風、絶好のロケーションに位置する安祥寺。
春から夏は青もみじ、11月中旬以降は山科疏水のもみじが橙色や紅色に色づき、目を楽しませてくれます。
拝観受付の建物内に甘味処「寺菓房・せむい」もオープン。
米粉カステラ、米粉ノンオイルシフォンケーキ、生カスタードパイなど、米粉を中心とした身体に優しく、素材にこだわった手作りお菓子を販売しています。
★寺菓房・せむい公式Instagram
https://www.instagram.com/terakabou_semui/
※開店日と特別拝観日と異なる場合があります。事前に公式Instagramで営業日をご確認ください。

特別拝観日一覧
■開催日:2026年の限定日(主に土日と紅葉シーズン)
3月14日(土)、15日(日)
4月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)
5月2日(土)、3日(日祝)、23日(土)、24日(日)
6月6日(土)、7日(日)、27日(土)、28日(日)
10月10日(土)、11日(日)、31日(土)
11月1日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)、23日(月祝)、24日(火)、25日(水)、26日(木)
12月4日(金)、5日(土)、6日(日)
■拝観時間:9:00~16:30(閉門17:00)
※但し、11月、12月は9:00~16:00(閉門16:30)
■拝観料:大人:700円、 高中学生:500円 ※小学生以下無料
■拝観エリア:観音堂、地蔵堂、大師堂、青龍殿(蘚苔蟠龍)、弁天社、鐘楼、多宝塔跡、五智遍明庭、境内一円
※観音堂は堂内拝観、五智遍明庭は客殿内縁より観賞、その他は外部からのお参りとなります。
※十一面観音菩薩立像(重要文化財)は、観音堂内で間近から拝観いただけけます。
【安祥寺ご由緒】
安祥寺は山号を吉祥山、院号を宝塔院とよび弘法大師を宗祖として尊信し、その教義を弘め、衆生済度の聖業に精進する高野山真言宗に属する寺院です。
山科疏水沿いにひっそりと佇む、通常は非公開の寺院。平安京遷都から約50年後の嘉祥元年(848年)、藤原順子皇太后により建立発願、弘法大師の孫弟子にあたる恵運僧都が創建した由緒ある古刹で、江戸時代に再建された堂宇が今に伝わります。
最盛期には山科一帯の山野に広大な寺領を有し、上下両所の大伽藍をはじめ、塔頭の坊舎七百余宇が建ち並んでいたと伝えられています。
江戸時代に、観音堂(本堂)、多宝塔、地蔵堂、大師堂、青龍社などが再建され、現在の伽藍配置となっています。

観音堂(本堂)
文化14年(1817年)に建立。桁行三間、梁間三間の入母屋造。内部は一室の空間となっており、中央二本の柱で厨子が構成され、本尊・木造十一面観音菩薩立像(重要文化財)が祀られています。
元禄15年(1702年)に書かれた「山州名跡誌」には『堂南向本尊十一面観音菩薩 –中略– 五智如来安同堂内』とあり、再建前の旧観音堂には一時期、五智如来も安置されていたと思われます。現在、堂内には四天王立像、徳川家康像などが祀られています。

青龍殿 蘚苔蟠竜
青龍殿は、間口170cm余りの一間社流造、銅板葺きの建物。
観音堂の北西奥、一段高くなった所に石垣を組んで堀をめぐらした方形の敷地の中にあり、その歴史は古く開創に遡ります。
開基恵運僧都が中国長安青龍寺より鎮守の青龍権現を請来し、上下両所の伽藍を建立するにあたり、その青龍の御體を鎮守として祀ったことに始まります。
以来その変遷は定かでありませんが、豊臣秀吉の造立した方広寺大仏殿の再建を命じられた木食応其上人によって、再造営の大業成就を祈願して文禄3年(1594年)に再建され、元和5年(1619年)に現在地に移築、現社殿は嘉永6年(1853年)に造り替えられたものです。
蘚苔蟠龍(せんたいばんりゅう)とは、安祥寺 発祥の原点とも言える聖域「鎮守 青龍殿」の修復と周辺整備を数年にわたり執り行ない、令和4年(2022年)に青龍殿の修復が完了致しました。
その青龍殿に祀られていた蟠龍石柱(ばんりゅうせきちゅう)には、天に昇ろうとする龍が描かれています。
そこで青龍殿の周囲には、これから天に昇ろうとする伏した雌雄の龍、すなわち蟠龍を配するのが望ましいと考え、また木々に囲まれた山寺である安祥寺は緑が多く、これから先も変わることのない景色を残していきたいという想いから、苔を用いて雌雄の龍を見立てたデザインとし、苔類を意味する蘚苔という言葉を使い「蘚苔蟠龍」といたしました。
★蘚苔蟠龍の詳細情報は下記リンクでチェック
https://totteoki.kyoto.travel/34703/

十一面観音像(重要文化財)
観音堂内部に祀られている本尊・十一面観音菩薩立像(国指定重要文化財)は奈良時代に遡る半丈六の巨像として貴重な遺品。榧木の一木造りで漆箔仕上げ。
像高は252.5cm、台座を含めた総高は311.5cm。頭部は小さく、やや腰高でしなやかな姿、衣紋など非常に質感豊かな像です。
寺伝には奈良時代の山岳修行者越智山泰澄の作とされますが、安祥寺創建以前の造像であり伝来については不明とされています。
江戸時代後期の当山御詠歌に「けしほどの 願いもかのう 安祥寺 大悲の御代に 救いまします」と詠まれています。
五智遍明庭

安祥寺には、大日如来の総徳を四仏に分けて五仏とした五智如来像(国宝・京都国立博物館に寄託)が造像され、江戸時代には現伽藍の多宝塔に安置されていました。
令和6年(2024年)4月に完成した「五智遍明庭(ごちへんみょうてい)」は五智如来にちなみ、五つの智慧の鏡をかかげてこの法界に住まう生きとし生ける一切衆生を遍く照らす五智如来(中央の五石)と、六大(地・水・火・風・空・識)所生の生きとし生ける一切衆生(白砂、石や木々)を表しています。
寺菓房・せむい

「寺菓房(てらかぼう)・せむい」の由来
施無畏(せむい)の菩薩とも言われる本尊・十一面観音菩薩は、人間誰もが持つ畏(おそ)れ(恐れ)、心配や不安を、限りない慈悲を以て、取り除きお救いいただく仏さまです。
1200年のいのちを繋いだ安祥寺。この霊気溢れる静かな境内の片隅に設けたお菓子工房より、観音様の慈悲の心と共に、身体に優しく、素材にこだわった手作りお菓子をお届けします。
◆寺菓房・せむい公式Instagram
https://www.instagram.com/terakabou_semui/
(情報提供:安祥寺)
| エリア名 | 山科 |
|---|---|
| イベント名 | 「安祥寺」2026年特別拝観 |
| 開催場所 | 安祥寺 |
| 拝観日 (2006年) | 3月14日(土)、15日(日) 4月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日) 5月2日(土)、3日(日祝)、23日(土)、24日(日) 6月6日(土)、7日(日)、27日(土)、28日(日) 10月10日(土)、11日(日)、31日(土) 11月1日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)、23日(月祝)、24日(火)、25日(水)、26日(木) 12月4日(金)、5日(土)、6日(日) |
| 拝観時間 | 9:00~16:30(閉門17:00) ※11月、12月は9:00~16:00(閉門16:30) |
| 所在地 | 京都市山科区御陵平林町22 |
| アクセス | 京都市営地下鉄東西線 山科駅、JR東海道本線(琵琶湖線)・湖西線 山科駅、京阪京津線(大津線) 京阪山科駅下車 徒歩約10分 |
| 拝観料 | 大人:700円、 高中学生:500円 ※小学生以下無料 |
| TEL | 075-581-0853 |
| URL | https://anshouji.or.jp/ |
| https://www.instagram.com/anshouji.kyoto/ |
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