京都西山 大歳神社 茅の輪くぐり(秋の例大祭から新嘗祭まで)

DATE 10月19 2024 - 11月17 2024
TIME 5:00 PM - 3:00 PM

大歳神社(おおとしじんじゃ)は、奈良時代の養老2年(718年)創建の式内大社で、大歳大神(おおとしのかみ)を主祭神とし、相殿に石作大神、豊玉毘売命をお祀りしています。
例年、氏子祭が10月第3日曜日に、宵宮祭がその前日に行われます。
氏子祭では、江戸時代中期より引き続き金剛流家元による「翁」、「栢の杜」の奉納舞が行われています。
この周辺地域では「翁さんにきてもらわんと稲がみのらん」と伝わっています。
多くの神社では、茅の輪は夏越の祓の前後に設置されますが、大歳神社では、氏子祭に合わせ前日の「宵宮祭」に設置され、大歳神社の新嘗祭(にいなめさい)まで自由にくぐることができます。
2024年の宵宮祭は10月19日()、新嘗祭は11月17日()に執り行われます。

大歳神社ご由緒

大歳神社は養老2年(718年)2月の創建で、延喜式神名帳山城國122坐中の大社51社のひとつに列せられる式内大社。
大歳大神を主祭神とし、相殿に石作大神、豊玉毘売命をお祀りしています。
御神徳は農耕、祈雨、生産、厄除の神様で、境内は栢の杜(かやのもり)と称し榧(かや)の木が茂り、通称「栢大明神」として親しまれています。
平成7年(1995年)には、大歳神社の境内がは京都市の史跡に指定され、栢の実より油を搾り御神灯として使用しています。
平安時代には、紀貫之(古今和歌集の選者)が「かへの杜」と詠っています。
相殿神「石作大神(いしつくりのかみ)」は、代々石棺などを造っていた豪族の始祖であり、垂仁天皇の皇后、比婆須比売命がお隠れになった時、石棺を献上し、石作大連(いしつくりのおおむらじ)の性を賜ったと伝わっています。
合祀年は不詳ですが、社家口伝によると江戸時代後期とされています。
昭和49年(1974年)に愛知県岡崎市石工団地神社に分神しています。
現在の御本殿(一間社流造)は、江戸時代の元禄3年(1690年)の建造物で、昭和16年(1941年)に長岡天満宮の旧本殿を移築、神楽殿は昭和25年(1950年)に台風で倒壊しましたが、平成25年(2013年)に氏子の篤志により再建されています。

限定御朱印と栢の杜香御守

栢大明神と称される大歳神社の御神木「栢(かや)」をイメージした限定御朱印を宵宮祭より授与します。
初穂料は500円で、なくなり次第終了です。
限定御朱印は直書きではなく、紙にてお渡しとなります。
また、栢の杜と称される大歳神社の境内で採れた栢の実から抽出した、大変希少な精油を主に香木などを組み合わせた全て天然素材で奉製された香りの御守「栢の杜香御守」も宵宮祭より授与します。
京都西山・大原野の青竹をイメージさせる爽やかな香りに仕上げられています。どんな香りがするかは実際に手に取ってお確かめください。
初穂料は1体1,500円で携帯しやすいカード型の御守です。
清らかな香りで大神様の御加護をお受けください。
※例大祭開催期間と社務所開設日(1日と17日)に授与しています。

(情報提供:大歳神社)

エリア名西京
イベント名大歳神社 茅の輪くぐり
開催日時2024年10月19日(土)宵宮祭~11月17日(日)新嘗祭終了時まで
開催場所大歳神社
所在地京都市西京区大原野灰方町575
アクセス阪急東向日駅より阪急バス63・66系統乗車、灰方バス停下車徒歩5分
JR桂川駅、阪急洛西口より京都市バス西2・西4・特西4・西9系統、ヤサカバス竹の里循環乗車、西竹の里町バス停下車徒歩15分
URLhttps://otoshijinjya.wixsite.com/my-site
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