世界遺産・醍醐寺三宝院 紅葉庭園を舞台に能✕笙「夜間特別上演」

DATE 11月22 2025 - 12月7 2025
TIME 6:00 PM - 8:50 PM

紅葉に染まる三宝院庭園で、豊臣秀吉の「醍醐の花見」に通じる“舟遊び”の再現。
千年の祈りを受け継ぐ世界遺産で、古典芸能が水面に舞う。
京都伏見の世界遺産・醍醐寺三宝院(さんぼういん)は、かつて豊臣秀吉が自ら庭園を整え、春の宴を催した地。
この秋、紅葉ライトアップとともに楽しむ「夜間特別上演(能×笙)」を開催いたします。
三宝院の池に浮かべた船を舞台とし、能や笙の生演奏が秋夜の庭園に響き渡る、唯一無二の文化空間を作り出します。
かつて三宝院で行われた「舟遊び」を現代に再現する試みであり、歴史・自然・芸能が溶け合う“京都・醍醐寺ならでは”の幽玄の世界をご体感いただけます。

【開催概要】

■日程と内容
•2025年11月29日()19:00~(半月)
能『船弁慶』、能『藤戸』
•2025年11月30日()19:00~(半月)
鳳笙演奏
•2025年12月6日()19:00~(満月)
鳳笙演奏
•2025年12月7日()19:00~(満月)
能『船弁慶』、能『融』
■料金:1,000円(通常拝観料)
※当日お支払いください
■会場:醍醐寺 三宝院庭園
※雨天時は表書院にて実施
■主催:醍醐寺(真言宗醍醐派総本山・世界遺産)
■企画:カルチュラル・エデュツーリズム・カウンシル

 夜間特別上演の見どころ

【おすすめポイント】
●豊臣秀吉ゆかりの三宝院庭園にて“舟遊び”を現代に再現
三宝院庭園は、慶長3年(1598)に豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際し自ら指示して整えた名園。
歴史的にも特異な「舟遊び」を、秋夜の池に浮かぶ舞台で再現します。
●紅葉ライトアップ×池に浮かぶ舞台×古典芸能の奇跡の共演
能や笙の音色が、水面に映る紅葉と月光に溶け合う、幻想的な空間演出。
月齢に合わせた上演日程も魅力です。
●世界遺産が舞台。千年続く祈りと芸能が重なる“京都の夜”
秋の特別公開に合わせて、世界遺産の寺院が夜間に開かれる希少な機会。
歴史・信仰・芸術が一体となる体験は、国内外から注目されています。
【演目紹介】
○能『船弁慶(ふなべんけい)』
源義経が都落ちする際、海上で平家一門の怨霊に襲われる物語。
嵐、怨霊、祈祷…劇的な展開と迫力の舞が魅力の名作。
○能『藤戸(ふじと)』
佐々木盛綱が戦功の裏で犯した“秘められた罪”。
亡霊と向き合う武将の葛藤と救いの物語。
○能『融(とおる)』
六条河原院に現れた源融の亡霊が、月夜に舞を見せる幽玄の世界。
月光と池、庭園の景色に最も調和する作品。
○鳳笙(ほうしょう)演奏
雅楽の中でもひときわ幻想的な音色を放つ笙。
水上に広がる複雑な倍音が、庭の夜気と響き合います。
【出演者】
•能楽師(観世流)河村晴久氏
•笙奏者 井原季子氏
※各日スケジュールに応じて出演

プロジェクトに込めた思い

このプロジェクトは、醍醐寺が守り伝えてきた国宝・重要文化財を次代へと確かに継承するために立ち上げた、第一歩となる取り組みです。
千年以上にわたり受け継がれてきた祈りと文化を、これからの未来にも変わらず息づかせたい。
その強い願いのもと、一人でも多くの方に醍醐寺の魅力と価値を知っていただき、ご支援につながればと願っております。
悠久の時間を超えて輝き続ける文化遺産を、これからも守り育てていくために。
皆さまの温かいご来場とご協力を、心よりお願い申し上げます。

(情報提供:カルチュラル・エデュツーリズム・カウンシル)

エリア名伏見
イベント名秋の夜だけ出会える“船遊び”の幻想世界
紅葉庭園を舞台に能×笙「夜間特別上演」
開催日時2025年11月29日(土)、30日(日)12月6日(土)、7日(日)19:00~
開催場所醍醐寺三宝院
所在地京都市伏見区醍醐東大路町22
アクセス①地下鉄利用:地下鉄東西線醍醐駅から徒歩10分
②京都駅からバス:京都駅八条口から京阪バス「京都醍醐寺ライン」乗車、醍醐寺下車すぐ
③伏見京阪またはJR六地蔵駅から京阪バス22・22A系統乗車、醍醐寺前下車すぐ
④山科方面より:山科駅から京阪バス22・22A系統乗車、醍醐寺前下車すぐ
拝観料1,000円
TEL050-3690-1222(醍醐寺premium experience事務局)
E-mailoffice@cec-kyoto.jp
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