平岡八幡宮の桜♪花の天井の特別公開と桜&椿を同時に愛でる(京都高雄・梅ヶ畑)

平岡八幡宮は弘法大師が神護寺の守護神として自ら描いた僧形八幡神像を御神体として創建された山城国最古の八幡宮として知られています。
本殿内陣の天井は「花の天井」と呼ばれ、天井の梁で出来た44のます目のひとつひとつに、綾戸鐘次郎藤原之信が描いた極彩色の花絵44面が描かれています。
山桜・牡丹・水仙・菖蒲など華麗な花々の天井画は訪れる参拝客の目を楽しませてくれます。
通常非公開ですが、2025年の春の特別拝観は、3月15日()~5月6日(火祝)の期間に特別に公開され、神職の方の説明を受けながら拝観いただけます。
平岡八幡宮は、知る人ぞ知る隠れた桜のお花見スポット。バス停から本堂へと向かう参道沿いにはソメイヨシノの桜並木が続きます。
特別公開時期が桜の開花時期と重なり、花の天井画と桜とを同時に楽しむことができます。
椿の名所でもあり、3月14日~4月6日までの期間には「椿を愛でる会」を開催。参加料は無料です。
境内には「椿の小径」と呼ばれる庭があり、約200種300本もの椿が自生しています。
樹齢500年の平岡八幡ヤブ椿や「願い事をすれば、一夜で咲き誇り、願いが叶う」と伝えられる樹齢200年のしだれ八重白玉椿は圧巻。
社務所縁側では「百椿図屏風(ひゃくちんずびょうぶ)」を特別公開いたします。
花の天井、桜、椿と3つの花が、混雑知らずでゆったりと楽しめます。
【例年の見頃】3月下旬~4月上旬

平岡八幡宮ご由緒

平岡八幡宮は別名「梅ケ畑八幡宮」とも呼ばれており梅ヶ畑一帯の産土神です。高雄山神護寺の鎮守として、弘法大師・空海が、大同4年(809年)に豊前国の宇佐八幡宮から勧請し、自らが描いた僧形八幡神像を御神体として創建された山城国最古の八幡宮。
室町時代に火災により社殿が焼失し荒廃していましたが、足利義満の奥方が女官とともに高雄へ紅葉狩りに訪れた際に、荒れ果てた八幡宮の姿に心を痛めたことが社殿を再興するきっかけとなり、足利義満によって再建されたと伝えられています。
現在の本殿は文政9年(1826年)に再建されたものです。
10月に斎行される祭礼では、子供と大人が取り組み、神のご加護を受けた子供が必ず勝つ「三役相撲(京都市指定無形民俗文化財)」の神事が行われます。

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(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名高雄
スポット名平岡八幡宮
所在地京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町23
拝観時間10:00~16:00(最終受付15:30)
拝観料境内自由、花の天井特別拝観800円(小学生以下無料)
アクセス四条烏丸、太秦天神川から市バス8系統「高雄・栂ノ尾」行、京都駅、四条大宮からJRバス「高雄・周山」行に乗車、平岡八幡宮前下車すぐ
TEL075-871-2084