隨心院 和傘の光彩展(2024年11月1日~12月1日)京都山科
京都山科に佇む、真言宗の寺院「隨心院(ずいしんいん)」は、世界三大美女のひとり「小野小町」ゆかりの古刹。
2024年11月1日(金)から12月1日(日)の期間に極彩色梅匂小町絵図(ごくさいしきうめいろこまちえず)」の襖絵で知られる「能の間」にて、色とりどりの和傘が登場イベント「和傘の光彩展」を開催します。
真紅や橙色の紅葉、煌びやかな「能の間」に和傘の色彩が美しく調和する姿は一見の価値があります。
同期間は「秋季非公開文化財特別展」も開催。
普段は入れない本堂内陣に入ることができ、間近に仏像を拝むことができます。
重要文化財である秘仏「如意輪観世音菩薩」を御開帳、さらに快慶作「金剛薩埵坐像」定朝様式の『阿弥陀如来坐像』と共に内陣にて拝観可能。
その他の貴重な仏像の拝観、さらに表書院のだまし絵「四愛図の間」への立ち入りなど普段入れない場所への拝観が可能です。
和傘の光彩展、紅葉と共にお楽しみください。
※通常時期と拝観料・拝観時間が異なります。ご注意ください。
秋の夜間特別拝観でも和傘を展示


2024年11月22日(金)~12月1日(日)の期間、秋の夜間特別拝観(ライトアップ)を実施。
昼間はあざやかな紅葉、夜には和傘の灯りが、寺院全体を温かみのある色調に染め上げ、訪れる人々に四季の移ろいを感じさせます。
ライトアップされた紅葉の美しさと和傘が織り成す幻想的な光景は、この季節ならではの特別な体験です。
さらに、下記の場所(屋外)にも和傘が追加で設置されます
・薬医門から大玄関にかけての道
・庫裡前の庭
・奥書院へ渡る庭
2024年3月に約2年間にも及ぶ本堂改修も完了。
能の間から本堂前庭園の苔とカエデのコントラスト、本堂前庭園の心字池の水に映し出される紅葉の美しさは必見です。
京都市内中心部に比べ、拝観者も比較的少なく、静寂な空間にて、ゆったりとライトアップされた紅葉をご覧いただけます。
昼とまた違う雰囲気の隨心院をお楽しみください。
※夜間特別拝観時間帯は、内陣の参拝および、だまし絵の間の立ち入りは行っておりません。


隨心院がある地域は、かつて「小野郷」と呼ばれ、小野氏とゆかりの深い場所。
古代エジプトの女王・クレオパトラ、唐の玄宗皇帝の寵妃・楊貴妃とともに世界三大美人のひとりに数えられ「絶世の美女」と称される小野小町の邸宅跡であったとも伝えられています。
境内には、小町が顔を洗ったという「小町化粧井戸」や貴族から送られた恋文を埋めたとされる小町文塚などの史跡も残っています。
紅葉とあわせて、小町ゆかりの地に触れてみるのもいかがですか。


隨心院ご由緒
隨心院(ずいしんいん)は真言宗善通寺派の大本山。平安時代、弘法大師より8代目の弟子にあたる仁海僧正の開基にして、一条天皇の奏請にてこの地を賜り建立。
遅咲きの梅「はねず梅」の名所としても有名で、紅梅・白梅など約200本もの梅が3月上旬から咲き始め、中旬から下旬に見頃を迎えまます。梅の開花時期に合わせて3月下旬には「はねず踊り」が行われます。

SNSでも話題♪極彩色の襖絵
隨心院の見どころのひとつ「極彩色梅匂小町絵図」(ごくさいしきうめいろこまちえず)は能の間を飾る襖絵。
2人組の絵描きユニット・だるま商店により平成21年(2009年)に制作し奉納された襖絵は、華やかで鮮やかな極彩色の彩りと、小野小町の数奇な一生を描いた幻想的な意匠とで、フォトジェニックな襖絵としてSNSでも人気のいわゆる“映えスポット”です。
基調となっている鮮やかなピンク色は「はねず色」。はねずとは薄紅色の古名。オレンジがかった薄紅色のことで、唐棣、唐棣花、棠棣、朱華などと書くそうです。隨心院は梅の名所でもあり、その梅の花は「はねずの梅」と呼ばれています。
(情報提供:隨心院)
| エリア名 | 山科 |
|---|---|
| イベント名 | 和傘の光彩展 |
| 開催場所 | 隨心院(京都市山科区小野御霊町35) |
| 開催日時(昼間) | 2024年11月1日(金)~12月1日(日) 9:00~16:00(16:30閉門) |
| 開催日時 | 2024年11月22日(金)~12月1日(日) 18:00~20:00(20:30閉門) |
| アクセス | 地下鉄東西線小野駅下車、徒歩約5分 |
| 拝観料 | 昼間:大人:1,000円、中高生:500円 夜間:大人700円、中学生400円 |
| TEL | 075-571-0025 |
| URL | https://www.zuishinin.or.jp/ |
| https://www.instagram.com/zuishinin | |
| X(旧Twitter) | https://twitter.com/Zuishinin_991 |
| https://www.facebook.com/zuishinin/ | |
| YouTube | https://www.youtube.com/channel/UC1TuTymPFasRAQQZKSBzCPg |
EVENTS おすすめのイベント
-
2026/01/31 齊藤酒造 英勲 宵飲み Vol.2 夜の蔵開き♪お酒は飲み放題@京都伏見(2026年1月31日)
英勲(えいくん)の銘柄で知られる、京都伏見の蔵元・齊藤酒造は、2025年10月24日で創業130周年...
詳しく読む -
2025/12/31 元政庵 瑞光寺♪除夜の鐘マルシェ2025@伏見深草(12月31日大晦日)
伏見深草の日蓮宗寺院「元政庵 瑞光寺」は、金運・財運をお授けくださる白龍銭洗弁財天が祀られていること...
詳しく読む -
2025/10/01 らくさいはぐくみスタンプコレクション2025@京都洛西(10月1日~1月31日)
親子で洛西エリアを巡ってみませんか?洛西地域の子育て応援者等で構成する「たけっこぐんぐんプロジェクト...
詳しく読む -
2025/11/04 伏見深草 岡山工芸♪手描友禅体験と工房見学(月曜~金曜開催)
京都が誇る至高の芸術「京友禅」の技と匠を体験♪ 伏見稲荷大社にほど近い、伏見深草に工房を構える「岡...
詳しく読む
RELATED おすすめの関連記事
-
2025/10/29 隨心院の紅葉♪小野小町ゆかりの寺院 11月は秘仏の本尊を特別公開(京都山科)
隨心院(ずいしんいん)は山科・小野郷に佇む、真言宗善通寺派の大本山。平安時代、弘法大師より8代目の弟...
詳しく読む -
2025/10/29 毘沙門堂門跡♪2011年「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンで一躍有名(京都山科)
毘沙門堂(びしゃもんどう)は、天台宗五箇室門跡のひとつで、大宝三年(703年)文武天皇の勅願によって...
詳しく読む -
2025/09/12 おこしバス♪京都定期観光バス ライトアップ京の紅葉「隨心院と醍醐寺」
「おこしバス」の愛称で京都の観光名所を巡る京都定期観光バス。色づいた秋の夜をお楽しみいただく「ライト...
詳しく読む -
2025/10/31 山科疏水(琵琶湖疏水)の紅葉♪全長約4km続く紅葉の並木道(京都山科)
山科疏水は、明治23年(1890年)に完成した琵琶湖と京都を結ぶ人工の水路「琵琶湖疏水」の山科エリア...
詳しく読む