長建寺の紅葉~宇治川派流と竜宮門を彩る紅葉~(京都伏見)

長建寺(ちょうけんじ)は、伏見十石舟乗船場の目の前、宇治川派流沿いに佇む真言宗醍醐派の寺院。地元では「島の弁天さん」として親しまれています。
ご本尊は八臂弁財天(はぴべんざいてん)で鎌倉時代後期の作。8本の腕を持った音楽・財富・智恵・延命を司る弁天様で秘仏。脇仏は珍しい裸形弁財天です。
毎年元旦から15日間のみ開帳され、弁財天を本尊とする寺院は京都でもここが唯一の寺院です。
山門は、中国風の独特な形をした「竜宮門」でまるで竜宮城の入口のような趣。
創建は江戸時代の元禄12年(1699年)、伏見奉行・建部内匠頭政宇(たけべたくみのかみまさのき)が中書島の開発の時に深草大亀谷の即成就院の塔頭「多聞院」を現在地に移転させ建立。建部の「建」と長寿を願って「長」の字を採り長建寺と名付けられました。
境内に湧く「閼伽水(あかすい)」は伏見の名水のひとつにも数えられています。京都で最も開花が早いとされる枝垂れ桜の「糸桜」でも知られています。
【紅葉の見どころ】※見頃は例年11月中旬~下旬
山門の竜宮門から本堂にかけての参道沿いにカエデが植えられており、境内一帯で紅葉が楽しめます。
イチョウも植えられていますので、真紅や橙色の紅葉と黄金色の黄葉を同時に見ることができます。
11月下旬の秋の終盤には、まるで絨毯のような敷きモミジ葉と敷きイチョウが境内を彩ります。

(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名 伏見
スポット名 長建寺
所在地 京都市伏見区東柳町511
拝観時間 9:00~16:00
拝観料 無料(境内自由)
アクセス 京阪本線中書島駅下車、徒歩約3分
TEL 075-611-1039